● バックグラウンドストーリー Background Story
荷造りを済ませると、机に向かい、Last Letterをしたためるためにペンをとった。
「今日髪を切りました。明日の明け方、私は船上の旅人として未知なる場所への航路を進んでいるでしょう。」
旅の行き先はお月様かもしれない…
◆CDリリース記念ライブスケジュール◆
◆サードアルバムVoyager店頭購入特典決定!
山野楽器銀座本店:本人直筆サイン入り特製ポストカード
タワーレコード渋谷店:PV含む3曲入りDVD CDショップでのご購入を予定されている方は、是非ご検討ください。
● ライナーノーツ Self Liner Notes
Voyager
私にとって転機となった曲。ジャズバイオリニストとしての10年の歩みを一つの航海ととらえて曲を書きました。
人生は海のよう。穏やかな波もあれば、時には荒波もある。さぁ、今から旅の始まりです。
遠碧の空
ピアノ志宏君のオリジナル。
なかなか春の来なかった今年、春が来た時の喜びを表現しています。
光の射す瞬間や、広い青空が見えるはずです。
Pent-Up House(アレンジ 伊藤志宏)
ソニー・ロリンズのスタンダードナンバーをラテンリズムにアレンジ。ライブ感を伝えたかった一曲。
タイトなグルーヴ感、音の会話に注目して下さい。
All The Things You Are(アレンジ 伊藤志宏)
今回アルバムに入れたかった大好きなスタンダードナンバー。ベース岸君のイントロから一気に加速、
あえてアドリブからスタートし、途中のvlnとpfのデュオのところで転調、そして最後にテーマが出てきます。
最後までノンストップなスピード感を楽しんで下さい。
Fly Me To The Moon(アレンジ maiko & 志宏)
あまりに名曲すぎて直前まで悩みましたが、志宏君とのデュオで録りました。
レコーディング後、しばらく放心状態でした。月を超えて宇宙を感じて頂けたら…
月影
現メンバーに出逢ってから、音のイメージをしてできた一曲。このメンバーでしか表現できない世界です。
絶妙なバランス。月が持つエネルギー、月がつくる光と影を表現しています。
Last Letter
昨今メールが主流ですが、やはり手紙は気持ちを届けるのにとても大切な事だと思っています。
私にしてはアンニュイな雰囲気の一曲。ドラムス橋本君の使用したツボが世界観をぐっと広げています。
「ばいばい。」そして、「ありがとう。」別れは決して悲しいものではないから。
胡蝶一閃
志宏君が私をイメージして書いてくれた一曲。
蝶が舞っています。全員で舞っています。maikoバンドサウンドの真骨頂です。
Eternally
ずっとあたためてきた一曲。信じる気持ち、人を想う気持ちがあればそれが全てだと思う。
愛が全てだという私の信条、そしてありったけの「ありがとう」を込めました。
夏の終わりに
アルバムレコーディング直前に書いた一曲。
どこか切なくてさみしい、夏の終わり。また会えるその日まで。
● 各界から高評価が
Jazz Page
…メンバーに若手俊英を起用し前作から更にスケールアップした演奏を聞かせてくれる。maikoのオリジナル”Voyager”、”月影”、” Last Letter”、”Eternally”では、美しいメロディーでmaikoの夢の世界へ誘う。一方、ソニー・ロリンズの”Pent-Up House”、スタンダードの”All The Things You Are ”、伊藤のオリジナル”胡蝶一閃”では、アップテンポで、ホットな演奏で圧倒する。
ピアノの伊藤志宏は、「Shima&ShikouDUO」ではリリカルなピアノ・プレイを聞かせているが、本作では別人のようにドライブし、maikoもエキサイティングなプレイを随所で聞かせてくれる。メロディックで躍動感溢れる演奏はジャズ・ファン以外でも惹きつけるに違いない。べースの岸徹至とドラムスの橋本学のコンビネーションも見事でスイング感がすばらしい。会心作。…
阿部好宏(ジャズライフより)
…過度に激することなく、殊更な情感表現に陥ることもなく、程よく抑制の効いたプレイを持ち味に静かに重く心を落ち着かせる魔力がある。…
浅羽晃(CDジャーナルより)
…「Pent-Up House」における2ヵ所のソロ・パートはいずれもスリリングかつ理知的で、ジャズ演奏家としての実力を示す。…
川井龍介(サンデー毎日より)
…アルバムタイトル曲でもある彼女のオリジナル「Voyager」が、美しいメロディーと躍動感でぐっと聴く者を引きつける。…
その他の情報
◆Jazz Pageさんにレビューが掲載されました。
◆You Play Jazz?にインタビュー動画が掲載されました。
◆2010年11月2日発売の弦楽器マガジン「サラサーテ vol.37」にインタビュー、カラーグラビアが掲載されました。
◆jazzLife2010年12月号にインタビューとCDレビューが掲載されました。
◆CDジャーナル2010年12月号の「今月の注目盤」にレビューが掲載されました。
◆サンデー毎日2010年12月12日号の音楽コラム「Music Cafe」で取り上げられました。